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2012年06月18日

毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記 北原みのり 



木嶋佳苗さんの周囲で不審な死が相次ぎ、被害届がでているだけで、1億円以上のお金を騙しとった、とされています。2012年4月に一審で「死刑判決」がくだされました。
(被告側は、控訴しました)

やったとされる犯罪の内容はともかく、不謹慎と思われるかもしれませんが、アラフォー毒女として、彼女から盗めるものある!…と「毒婦。」を手にしました。

百面相をしながら、読み進み、最後のほうにでてきた、ふたつの文章で、ほんの少し、木嶋佳苗さんが見えた気がしました。
私の場合、8歳で初潮を迎え、体のフィジカルな成長は10歳でピークとなり、メンタルな面も含め早熟でした(手記の引用)

「安藤さんは老人だったので、何かあっても、私1人で何とかできると思いましたので」
(裁判の途中で、検事の質問に回答して)

わたしの推測に過ぎないのですが。
木嶋佳苗さんは、小学生のかなり早い時期から、豊満な肉体になったのではないでしょうか?
年端もいかない女の子が、豊満な肉体をしていたら、好奇の目でみる不届きものがでてきます。

やっているほうは「ほんの悪戯」「冗談」のつもりだったりしても、女の子にしてみたら、大きく傷つくわけです。

しかも、こういった「不届きもの」は、世間では「いい人間」だったりします。

決定的な事件があったなら、ともかく(ないほうがいいに決まってます)、例えば、胸をじろじろ見られ、親や、学校の先生や、友達に相談をしても「色ボケしているのは、あなたのほう」的な扱いを受けます。

悪いのは、彼女ではなく、不届きものなのに。

おそらく、木嶋佳苗さんが見ていた世界と、周りの方が見ていた世界は「性」という点で別物だったのでしょう。
そりゃ、普通とは、異なる価値観をもつようになります。

木嶋佳苗さん「デブス」よばわりされていますが、ある種の志向をもった方には、たまらない「性的存在」なのではないでしょうか?

さて、自分の身を守るためには「自分に、必要以上の好意をもつ男性」を見分るしかありません。
見分けられたって、まとまりついてくる視線を、跳ね返すだけの力が、10代女子にある訳もなく。
澱のように、自己嫌悪や、周囲へのいらだちが、彼女の中で蓄積されていったのでしょう。

そういった「好奇の目」から逃れたくて、東京にでてきたのかもしれません。。。

東京にでてきたって「好奇の目」から逃れられるどころか「あなたのような女性を好きな男性がいる」とデートクラブにスカウトされてしまうのですが(汗)。

「逃れられない性的存在の自分」を自覚して、だったら、利用してやる!と覚悟を決めたのでしょうか。

わたしには、一連の事件が、幼い頃から、自分を「性的存在」として扱ってきた、世の中への復讐に思えてきました。

まだまだ、彼女のことが知りたいので、もっと彼女に関する本を読みます。

icon_rakuten.gif毒婦。
icon_amazon.gif毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
posted by けいけいあかか at 01:00 | Comment(0) | 生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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